瞑想とは何か。それは、自分の心を健全な方向に導いていくことです。そして、安定性と明晰さを育むことです。「安定性」と「明晰さ」とは、ここでは専門用語です。安定性の意味は、「気が散る」の逆のことです。これは、自分が選択した対象に心が集中している状態です。「そこから、気がそれない。」ということです。

ここで言う「明晰さ」とは、見ている対象が明晰なのではなく、心そのものが明晰になっていることです。明晰さとは、心そのものが明晰であることです。心が非常に落ち着いてくる・・・つまり、気がそれなくなってきますと、より深いレベルの部分に入っていきます。そうしますと、より明晰さが増していった、何も邪魔がない状態になります。これは、「全てが新鮮になる」「鮮やかになる」ということなのです。

みなさんは、前の瞬間は関係なく「今の瞬間」が鮮やかになる・新鮮になる、という体験をしたことはありますか?そのような体験は、「今に居る」ということを育むことによって、自分の中に培います。それから、瞑想によって育むことができます。

そこでの体験が、心が明晰になる・クリアになるという体験です。