「2017年春季ロジョン・トレーニング」

詳細・お申し込み:http://lojong2017.peatix.com/
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20151107-_MG_8519_12017年5月3日(水・祝)〜5月7日(日)に、昨年に引き続き聖路加国際病院精神腫瘍科主催のもと、ご好評をいただきました医療者・心理職者向けの『ロジョン・トレーニング』研修を開催します。(医療者以外の方でもご興味のある方はどなたでもご参加いただけます)

このプログラムは、参加者の皆様が内なる平和と幸せを見い出し、仕事や私生活をより有意義に送るための助けとなるよう考案されています。昨今では、多くの医療従事者がこの様なトレーニングやメディテーション(瞑想)への興味を示すようになってきており、注目されています。また、日々向き合う患者の多くに求められる『ウェルビーイング』(Wellbeing=幸せと健康)『癒し』へのアプローチとして有効なトレーニングです。

本プログラムは、「ロジョン」と呼ばれるチベット仏教をベースとした5日間の集中的な心の訓練、とりわけコンパッション(慈悲)思いやりに焦点を当てたトレーニングと瞑想法を提供する研修会であり、聖路加国際病院精神腫瘍科とヒューマンバリュー総合研究所とのコラボのもと、世界的にも今はじまりつつあるユニークな取り組みです。

『ロジョン・トレーニング』は、メディテーション(瞑想)とコンパッション(慈悲)の心について、その科学的な背景を踏まえながら、理解を深めて参ります。心の訓練、心の本質、医療者と患者との関係性、医療者自身の内面的な幸せ、メディテーション(瞑想)を通したトレーニング・理解については、トレーニングを繰り返し継続しながら、学びを深めていくものでもあり、昨年受講された方にも、とてもお勧めです。

心の訓練といわれるトレーニングには、メディテーション(瞑想)が含まれます。メディテーションとは、心をポジティブな質に馴染ませることをいいます。それは単に知識や情報を身につけることとは異なります。ここで言う心に馴染ませることとは、学び、深く考え、実践する、そして、自分の理解や変化をチェックする、また学ぶ、そのサイクルを繰り返すことによって可能になります。長年実践を積み重ねているリーダーと、グループでともに学ぶ環境により、さらに理解や実践が深まります。

学び、深く考え、メディテーション(瞑想)を含む実践をし、日常生活や現場で実践する、そこでの体験や疑問をもってきてまた学ぶ、などの繰り返しがコンパッション(慈悲)を育む鍵になります。

◇講師・Dr. バリー・カーズィンからのメッセージ◇

医療従事者のための『ロジョン・トレーニング』は、医療従事者が、有意義な職業生活を送ると同時に、さらに有意義な私生活を送るための助けとなるよう考案されています。本コースは、ロジョン(チベット語)というチベット仏教をベースにした「心の訓練」を通して、内なる平和と幸せを見出す方法を学ぶことを中心に置いています。とりわけ、愛、慈しみ(慈悲)と他者への思いやりを育むことに焦点を当てた心の訓練を実践します。それを補完するメディテーション(瞑想)の方法も学びます。

昨今では医師および医療従事者が、メディテーション(瞑想)について興味を示し、また質問されるようになってきています。私たちが日々向き合う患者の多くは、自分自身の『ウェルビーイング』(Wellbeing=健康と幸せ)』 を高め、さらに可能であれば自分自身の『癒し』(healing=治癒)を高めるために、メディテーション(瞑想)を学ぶことも望んでいます。

本コースはこれらのニーズを満たすことを意図し、集中して深く学ぶため3つのレベルに分かれています。さらに各レベルを2日間に分け、各90分のセッションを組み合わせています。それぞれレクチャー(講義)、ディスカッション、質疑応答などにより構成され、メディテーション(瞑想)トレーニングは主にレベル3にて行います。レベル3では、ゲシェ・ランリ・タンパ著『心の訓練に関する8つの教え』を読み講義とディスカッションを行います。このテキストの教えにはおよそ1000年の歴史があります。

興味のある方は、メディテーション(瞑想)の経験にかかわらずどなたでも参加できます。メディテーション(瞑想)の経験がある方も、まったく初めての方も歓迎します。今回、聖路加国際病院精神腫瘍科主催、およびNPO法人ハートシェアリングネットワーク、一般社団法人ヒューマンバリュー総合研究所共催で開催されます。

バリー・カーズィン
ヒューマンバリュー総合研究所所長
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<対象者>
医療や健康分野(ヘルスケア)従事者を主な対象者とし、その他健康分野やメンタルヘルスに関心のある方、以下のような疑問や希望等をお持ちの方を対象としています。
•患者さんの苦しみを取り除きたい、患者さんが本当に満たされた状態になってほしい
•患者さんの治癒や状態の改善が見られない時、医療者自身の心の安定を保ち、対応できるようになりたい
•西洋医学(医療)の質を深めるために必要な、精神面、心理・社会サポートなどのメソッドを学びながらも、根本的な自分の在り方は、どのようにしていったら良いのか・・
•患者さんが医療者に求める関係性(優しさやサポート・安心感・信頼関係など)が治癒にも重要な要素だとわかっていながら、具体的にどのようにしていったら良いのか・・
•医療者として、あるいは人としての思いやりと優しさを医療の現場にも発揮していくには、どのようにしていったら良いのか・・

<プログラムの特徴>
•講義・質疑応答・ディスカッション・瞑想実践を具体的な構成要素としたプログラム
•患者さんを一人の人として、より広く全人的に支える科学的、精神的なアプローチ
•他者のためにも、自分のためにもなる愛と慈悲、やさしさと正直さ・透明性とは何かへの理解
•自分自身のなかに、具体的に慈悲や、やさしさを体系的に訓練するプログラム
•相手への共感レベルを越えて、慈悲をベースとして関わることで、得られるようになるはるかに大きな喜び
•「心の科学」と言われる歴史・伝統から学ぶ、現代に生かす古の智慧
•現代に求められる医療の在り方

【日 時】
•レベル1ー3通しで参加の場合:2017年5月3日(水)〜5月7日(日)[5日間]

•レベル1のみ(2日間) 5月3日(水) 〜 4日(木)
*5月3日 10:00-18:00 (9:30受付) 5月4日 10:00-13:00 (9:45受付)

•レベル2のみ (2日間) 5月4日 (木) 〜 5月5日 (金)
*5月4日 14:30-18:00 (14:00受付) 5月5日 10:00-17:30 (9:45受付)

•レベル3のみ (2日間) 5月6日 (土) 〜 5月7日 (日)
*5月6日 13:00-18:00 (13:30受付) 5月7日 10:00-16:00 (9:45受付)

※「レベル1・2のみ」「レベル2・3のみ」の組み合わせでのご参加も可能です。
※レベル2はレベル1を修了したか同時受講の人のみ、レベル3はレベル2を修了したか同時受講の人のみが受講できます

【講 師】Barry Kerzin M.D. (バリー・カーズィン)
【場 所】聖路加国際病院 2階 トイスラーホール 東京都中央区明石町9−1
【対 象】医療従事者・心理職者・その他健康分野におけるメンタルケアに関心のある方
【修了証】医療従事者および医療機関勤務の心理職者(証明が必要です)には修了証が発行されます
【主 催】聖路加国際病院精神腫瘍科
【共 催】一般社団法人ヒューマンバリュー総合研究所・NPO法人ハートシェアリングネットワーク
【参加費・申し込み】 http://lojong2017.peatix.com/
ヒューマンバリュー会員、学生およびリピーターの方は割引があります。お申し込み前にoffice@humanvalues.jpまでご連絡ください。

<講義の内容>

本トレーニングは、レベル1(初級)、レベル2(中級)、レベル3(上級)の3レベルに分かれており、段階を踏んで学べるようになっております。レベル3は今回が初めての開講となります。それぞれの段階を修了した方で、医療従事者および医療機関勤務の心理職者(証明が必要です)には修了証が発行されます

【レベル1】
慈悲と利他心の定義とともに、瞑想と慈悲の心について、その科学的な背景を踏まえながら解説します。
不安や恐れや怒りなど、苦しみの源、苦しみの様々なレベルを知り、慈悲がいかに苦しみを取り除くことに関係しているかを学びます。また、支援する相手への共感を慈悲へ変容させることで、医療者のバーンナウト症候群を防ぎ、他者へのより効果的な支援に役立てます。さらに、慈悲心を育むうえで障害となる私たちが持つ破壊的感情(怒り、嫉妬心、驕り)をどのようにクリアにしていくかを学んでいきます。そして、医療者自身が、人生にどのように瞑想を取り入れ、愛、慈悲心を育み、自らの人生をも、より深く幸せを育んでいくかの観点で、一点集中瞑想、マインドフルネス瞑想、また慈悲の瞑想なども行います。

【レベル2】
レベル1修了者のためのプログラムです。心の本質について、真の自分は何者か・真の他者は何者か・真の世界は何かを知る智慧について学びます。物事の非二元性や微細なエネルギー(微細な体や意識)について、また、死とは何かについて、現代医学に含まれる部分、含まれない部分の死のプロセスも踏まえて学び、私たちの究極の苦しみを取り除く智慧、心の本質に迫ります。また、このレベルでは、医療現場におけるサポーターとしての患者との慈悲ある健全な関係、正直さ、誠実さ、透明さ、敬意、信頼、相手を大事に思う心についても学びます。

【レベル3】
レベル2修了者のためのプログラムです。レベル1, レベル2 を通して学んだ理論的知識を、より実際的なプラクティス(日常での実践)に移していく段階です。レベル3では多くの「瞑想」実践を行い、ディスカッションや質疑応答の時間も多くとります。「感情」のメカニズムとマネジメントについて、より実践的に学び、実際に各自の人生でいかに応用するかについて取り組んでいきます。また、ゲシェ・ランリ・タンパの心の訓練・八つの教えをテキストとして学びを深めます。

<Dr.バリーの医療従事者向けのプログラム参加者の感想>

・医療者が抱える心からの質問、疑問が聴けた。
・とても苦しいことがありましたが、そのお蔭で、研修を深く学べる今があると思うと、とても幸せです。優しさと温かさのエネルギーを受け取らせて頂きました。私もこんなエネルギーを出せる人になれたら嬉しいです。
・質問に丁寧に答える姿、慈しみ溢れる存在感と智慧の深さが有難かった。
・一人ひとりが健常なときから、自身の死生観を持っていることは改めて大切だと思った。
・ともすれば概念的な理解で終わってしまう空、智慧の学びを、深く理解していくための学びの姿勢を教えて頂いたのがとてもわかりやすく、楽しく学べました。
・慈悲を育む実践は、とても大変な部分もあると感じましたが、確実に幸せになっていける素晴らしい実践なんだと思えました。
・多くの気づきとともに、課題も多く見つかりました。学び続けていくことに楽しさを感じています。

◇参加申込:http://lojong2017.peatix.com/

◇お問い合わせ:office@humanvalues.jp

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