2017年2月に行われたDr. ロブサン・センゲ(法学博士、チベット亡命政府主席大臣)の講演では、リーダーにとって必要な要素について、またそれを養う方法として、日々の「瞑想」実践とシャーンティデーヴァ(『入菩薩行論』)を学ぶことがいかに大切かを繰り返し話されていました。

チベット仏教僧侶であり、アメリカ人医師でもあるDr.バリー・カーズィンの2017年春の来日プログラムでは、「慈悲心」を育むためのチベット仏教の古典、シャーンティデーヴァ「入菩薩行論」を、現代に生きる私たちにも分かりやすく伝えてくれます。初めての方でもお気軽にご参加下さい。毎回、解説をしながら英語テキストを読みすすめていきます。

≪シャーンティデーヴァ『 入菩薩行論』≫

【日 時】2017年5月14日(日)14:30-17:45 ※2セッション行います
【場 所】長安寺( 東京・谷中にあります禅寺の長安寺本堂にて行います)
MAP 東京都台東区谷中5丁目2−22(JR日暮里駅・北改札口から徒歩6分程度)
【講 師】Dr.バリー・カーズィン(通訳:丸山智恵子)
【参加費】
※早割期間を延長しました
※参加費は全て税込
一般:早割(4/27まで)5,000円/(4/28以降) 6,000円
ヒューマンバリュー会員: 早割(4/27まで)4,500円/(4/28以降) 5,000円
【お申し込み】
一般 お申し込みフォームはこちら
※ヒューマンバリュー会員の方は こちら からお申込下さい

・お問い合わせ:office@humanvalues.jp

【持ち物・服装】
・筆記用具など
・お茶は用意できない可能性あるので、飲み物などご自由にお持ちください
(会場として、畳敷の本堂に座りますので、飲み物などはフタが閉まる容器でお持ち下さい。)
・和室に座布団で足を組んで座りますので、座りやすい動きやすい服装にてお越しください
・女性の方など、必要に応じて温度調整のショールなどございますと快適にお過ごし頂けます

◇◆「入菩薩行論」について(Dr.バリーからのメッセージ)◆◇

他の経典と比べたとき、シャーンティデーバ『入菩薩行論』の特徴とは、慈悲について、特に菩提心について深く教えているということ、しかも比較的短く、核心をついていることです。

この経典(テキスト)は特に、菩薩のように実践するにはどうしたら良いのかを教えている経典です。菩薩というのは、女性であれ男性であれ、菩提心というのを実践している方々のことを言います。菩提心というのは、偏在的に、全く誰のことも排除することなく差し向ける慈悲心のことを言います。つまり普遍的で、誰のことも排除しない慈悲心のことです。「菩薩の慈悲から漏れる人は誰もいない」と言われています。その慈悲には、ある輝きや光があります。それは智慧なのです。このシャーンティデーバ『入菩薩行論』は、難解ですが、非常に明確に書かれ、慈悲だけではなく、智慧についてだけ書かれた章もあります。その智慧のことを、今回は学んでいきます。

この経典自体は、元々、今から1300年前に書かれたものです。著者のシャーンティデーヴァという方は、当時、北インドのナーランダー僧院という大学にいた修行者であり、学者であった方です。そして僧侶でもあり、そこで学ぶ学生でもありましたので学僧です。

何世紀にもわたり修行者がこのテキストを実際に使って修行してきて明らかになったことは、「菩提心」と「智慧」両方の実践に、非常に直接的に役立つということです。だからこそ、シャーンティデーバのテキストが、何世紀も変わらず継続的に重要だと扱われてきているのです。他の経典はどちらかと言うと学術的で、経典に書かれていることを実践に使おうとすると難しいのですが、それに対してシャーンティデーヴァは、修行向け、つまり実際のプラクティス向けに書かれたという違いがあるかもしれません。

それが主な理由で、『入菩薩行論』は経典として非常に珍しく特別なものとされているのです。
・まず短く、要点をついていて、簡潔であること。
・慈悲だけでもなく、智慧だけでもなく、その両方にわたって教えていること。
・さらに、瞑想や、私たちの心の変容そのものに、直接的に関係する実践に結びついていることが特徴です。
全て4行詩で書かれ、詩のように読める形式も特徴的で珍しいのです。

修行者はそれを暗記します。暗記するようにして、言葉を唱えながら考え、より深く熟考して実践できるのです。ダライ・ラマ法王がインドに急遽亡命しなければならなかったときに、わずかな荷物の中に持っていたものが、この『入菩薩行論』だったということです。どこに移動されるときでも、この経典だけは必ずカバンに入っているほど大切なものなのです。

・1~3章: 『入菩薩行論』の10章のうちの最初の3章というのは、私たちのような読み手に、こういう菩薩のように生きるということのやる気・インスピレーションを与えてくれる発心ということについての章です。
・4~6章: そして、4・5・6章というのは、菩提心というもの、そういう精神・スピリットをどのように保っていくのか、維持していくのかということについて書かれています。
・7~9章: さらに、7・8・9章というのは、菩提心をより高めるにはどうするか、より深めるにはどうするかについての教えです。
・10章: 10章は廻向(えこう)の章です。あらゆる他者に対して、たとえば、目の見えない方が、耳の聞こえない方が、空腹の方が、など、誰々が〜できますように、という美しい詩のような、願い、祈りの文で締めくくられています。

そして今回は9章に入りますので、その菩提心をいかに高め・深めるかということについての部分に入るということになります。最後の10章を終えた時点で、再び1章から一緒に学び始めていくことができます。それはまたご希望があれば、ですが。

この9章は難解な部分と言いましたけども、あまりかたくならずに、頭も心もリラックスして聞いていて下さい。よく、ダライ・ラマ法王が「こういった大事な話を聞くときは、ピクニックに行くつもりで聞きなさい。」とおっしゃいます。ですので、注意力を保って、聞く耳はきちんと立てていてください。そして、常に注意力とリラックス、このふたつを保つということが、私たちの課題になります。おそらくリラックスしすぎてしまうと、私たちは鈍くなって、眠ってしまうという傾向もあります。注意力がありすぎると、今度は私たちはかたくなって緊張するという状態が続いてしまいます。この、注意力を保ちながらもくつろぐ・リラックスするというのは、実は一晩で学べることではなく何十年もかかることです。

私自身も、ダライ・ラマ法王による「シャーンティデーバ『入菩薩行論』」の法話に何度も何度も参加し学んできました。それを日常でよく考え、瞑想し、実践してみて、また学ぶ、を繰り返しています。また私自身が3年の瞑想リトリートを実施している間には、先生からこのテキストを最低100回は読むように言われていました。100回まではできなかったかと思いますが、何十回も繰り返し読み学び実践しました。それくらい重要なエッセンスが詰まっているということなのです。

バリー・カーズィン

【プログラムの構成】
•レクチャー
•メディテーション
•質疑応答・ディスカッション

知識としての理解だけでなく、身体と心で感じながら実践と体験を通して、体得することを目的とし、レクチャー、メディテーション、そして質疑応答により成り立っています。Dr.バリーの質疑応答では、実際の日常生活で起きる様々な問題に関する具体的なディスカッションが行われます。

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