
9ラウンドの呼吸の瞑想
呼吸を使って瞑想を行います。この呼吸というのは、微細な部分で言うと「エネルギー」です。呼吸を使うことで、私たちは微細なエネルギーにアクセスすることができ、それを自分の中で動かすことになります。これは「9つ(9回)の呼吸の瞑想」「9 Round Breathing」と言われています。
これは、ヨガと瞑想という組み合わせで、ふたつの状況で使うことが多いと思います。ひとつは、しっかりした瞑想をやる準備段階として、心を落ち着けるために行ないます。もうひとつは、ストレスの高い状況で、ストレスに対処する方法として行います。
なぜ「9回(9ラウンド)」と言うのかというと、「3回+3回+3回」だからです。もしかしたら「3+3+3」はただの「9」になるのではなくて、もっと、無限を指すことになるかもしれません。
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この瞑想は、口を閉じて行います。目は開けてもいいですし、閉じても構いません。実際に瞑想をするときは数をかぞえません。
まず、右手の人差し指の爪側を、左の鼻の穴の外側に持っていきます。そして左の鼻をふさぐような形になります。
1 そして、あいているほうの右から息を吸います。吸いきったら、指を変えて左から吐きます。
2 そして、同じ穴の左から吸います。吸いきったら、逆側に指を変えて、今度は右から吐きます。
3 そのまま右から吸って、吸いきったら指を変えて、左から吐きます。
ゆっくりと、極力、深い呼吸を行います。
1 そのまま左から吸って、指を変えて右から吐きます。
2 そのまま右から吸って、指を変えて左から吐きます。
3 そのまま左から吸って、指を変えて右から吐きます。
1 そのまま吸って、指を変えて左から吐きます。
2 そのまま左から吸って、指を変えて右から吐きます。
3 そのまま吸って、指を変えて左から吐きます。
そして今度は指を鼻から離して、ただ吸います。そして、吐きます。
また吸って・・・吐きます。
また吸って・・・吐きます。
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このように、最初は右手の人差指の爪側で鼻の外側を押さえながら、3回・3回・・・とやっていきますが、数えなくていいので、6回でも7回でも構いません。数えると気が散ってしまうからです。そして最後は、指を離して両方の鼻の穴から吸って・吐いてを3回行います。
チャクラ・脈管のことに詳しい人は、この呼吸と合わせて視覚化・ヴィジュアライズして行うことができますが、詳しくない場合は、それは行なわなくて構いません。
それぞれの人が自分のペースで行って下さい。自分にとって心地いいペースを保ってください。