
いま私たちは静かな革命の真っ最中です。”時代は変わる”のです。(ボブ・ディラン:ミュージシャン・詩人・ノーベル文学賞受賞…の歌)
世界中の多くの場所で、組織や学校、人々の心の中で、利己的なものから他者への思いやりへと、心の動機が移っています。
世界中でますます多くの人が、マインドフルネスや瞑想を実践しています。それは自分の内面に意識を向けて、破壊的な感情を変容するということです。もちろん世界には暴力がまだまだ存在しています。この静かな革命が広がるにつれて、暴力の必要性は小さくなるかもしれません。
平和とは単に暴力や騒乱がないということではありません。平和とは、たとえ対立する可能性があるときでも自分からあえて暴力を避け、起きている問題を平和的な方法で解決するための手段をとるということです。それこそが真の平和なのです。
意見の相違・合意できないことがあるときはいつでもダライ・ラマ法王は、それをどのように解決するかは人類全体がひとつであるという認識を土台に考えなければならないと教えています。これこそが現代のリアリティーだというのです。
ある共同体が破壊されるとき、現実にはそれは私たち全員の一部を破壊しているのです。ですから、人類全体はたったひとつの家族だというはっきりとした認識をもつべきなのです。人類のなかの対立はどれも家族内の対立だとみなされるべきです。私たちはそのように感じながら、解決方法を見出さなければなりません。
Dr. バリー・カーズィン