
8月6日、今年も広島への平和追悼の時を迎えました。
ヒューマンバリュー総合研究所・所長Dr. バリー・カーズィンは、学生時代、当時全米にも世界にも大きなうねりを生み出していたメッカ、カリフォルニア大学バークレー校で平和活動にかかわっていた経験があります。
それ以来、ヒロシマを訪れたい、何かできることをしたいと、長年強く望んでいました。初来日して間もなく、ヒロシマの方々とのご縁ができていきました。そのおかげで何度もヒロシマに訪れましたが、とくに8月6日にも3回ほど式典に参加し、ときに講演、瞑想なども行いながら、被爆者の方と直接お会いしてお話を聞いたり、平和のための活動を続けてきた方がたと話す機会を持つことができました。
歴史をどのように語り継いでいくのか、平和な未来をどのように創るかを、ダライ・ラマ法王のメッセージも引用しながら、ともに考える時間を持ち、話しています。
「平和とは、単に暴力や騒乱がないということではありません。平和とは、たとえ対立する可能性があるときでも、自分からあえて暴力を避け、起きている問題を、平和的な方法で解決するための手段をとるということです。 それこそが真の平和なのです。 ダライ・ラマ法王の言葉をお借りすれば、20世紀は”戦争の世紀”でした。けれども今、10年以上経った21世紀は、”対話の世紀”です。法王自身は20世紀の人間で、お別れしていくけれども、これからは、21世紀の人間であるあなたたちにかかっているのです。みなさんの責任なのです。そう繰り返し伝えています。」
(バリー・カーズィン)