8/5 瞑想プラクティスグループ

2018.8.5

ヒューマンバリュー・瞑想プラクティスグループ

2018年8月5日(日)に「ヒューマンバリュー・瞑想プラクティスグループ(8月)」を開催します。

一人ではつい忘れてしまいがちな日々の実践に繋がっていくプラクティスの場を希望する声も多くいただいており、皆さまと学びを深め、実践を継続できるよう、プラクティスする機会として定期的に開催しています。

最近に開催されたプログラムにてDr. バリー・カーズィンが講師を務めたティーチング内容の映像を用いるなど、ご一緒に学び、そして瞑想実践やシェアリングを行います。

さらには、前回(7月)に続き、今回の「瞑想プラクティスグループ」を開催するまさにその日にも、Dr. バリー自身が海外からのトランジットのため東京都内に(数時間)滞在することになりました。

そこで、ご参加の皆さまとプラクティスの一部の時間をご一緒する予定です。
(なお、フライトの状況等、不測の事態によりDr. バリーが来場することができない場合がありますこと、ご理解いただけますと幸いです。)

日々の生活の中での、それぞれのウェルビーイング、またセルフマネージメントのサポートになる継続的な学びと実践のためにも、ぜひ今回の機会にもご参加ください。


【日時】2018年8月5日(日)18:30-20:30(開場 18:15)

【会場】東京都台東区(最寄駅:JR線・銀座線・日比谷線・京成線 上野駅)
※会場の詳細は、お申込の方にお知らせします。

【参加費】3,000円(税込)

【申込】メールにてご連絡ください。office@humanvalues.jp
メールタイトル「8/5 瞑想プラクティス申込」
(参加の方の氏名、ふりがな、当日連絡が可能な電話番号、メールアドレス、参加人数をご明記ください。)

キャンセル規定

※プログラムの詳細は、当日の流れにより多少の変更がありますこと、ご了承ください。


前回(7月)の「瞑想プラクティスグループ」質疑応答より(一部抜粋)

Q. 「怒り」については、体の反応によって気がつきやすいけれど、「嫉妬」や「傲慢さ」はなかなか気づくことが難しく思います。

A.(バリー・カーズィン)
それこそが、マインドフルネスが必要なところです。常に「いま、ここ」で、特に自分の内側で何が起きているのがに気づき続けるということです。なぜかというと一瞬一瞬、自分の中には思考や感情、体の感覚が起きているのですが、すっと通り過ぎてしまうので、それに私たちが気づいていないだけなのです。ここで言うトレーニングというのは、自分が意志を持って自分の感覚や気分、感情、思考に気づいていく訓練をします。トレーニングとは、自分の内側を見るトレーニングで、何かが起きている時でなくても、気づき続けることで実際に何かが起きた時に気づきやすくなる、ということがあります。そしてそれに気づけば、怒りよりは嫉妬心の方が変容するのは簡単です。もし嫉妬に気づくことができたら、相手の成功や獲得したもの、相手に起きたことを一緒に喜ぶことで変容することができます。だからと言って何も失うものはありません。逆にたくさんのものを得ることができます。私たちはなぜか嫉妬して相手の成功を下に見ると自分が気持ちよくなると思いがちですが、実際には相手の幸せを喜んだ方が自分の気持ちも良くなるということがあります。

Q. 認知症の親に瞑想を教えても、忘れてしまいます。

A. (バリー・カーズィン)
まずは自分がモデルになって一緒に瞑想をやることで、外的な環境でルーティン化することだと思います。もし短期記憶が弱まっているようだったら、昔の幸せな思い出を思い出してもらって、それに集中するという瞑想ができると思います。それで気が逸れたら、その思い出に戻るということができます。また9ラウンドの呼吸も助けになると思います。右・左と9回指を変えるのが複雑だとしたら、もう少し回数を減らすとか、シンプルにしていいと思います。また「セルフ・コンパッション」という自分に慈悲を向ける瞑想もできると思います。自分の価値や子どもをどれだけ愛しているのか、他の人たちを愛しているのか、人生で何をやってきたのか、人生のポジティブな側面を思い出し、自分に価値があるというのを思い出してもらうのが良いと思います。あまり深刻にならずに、軽やかにユーモアを持って行うのが良いと思います。また、ご両親の身体が柔軟性があったり動けるようだったら、一緒に歩く瞑想を行って身体のバランスを整えることもできると思います。

Q. 思春期の子どもが何もやる気がないようで、家で何もせずにダラダラしているのを見ると、心配と自分の持っている期待から、つい色々と言ってしまってけんかになってしまいます。「勝手に期待して怒ってしまっている」というのは自覚ができて、でも一方で「私がいることで子どもの生きるエネルギーを削いでしまっている…傷つけてしまっている」とも思います。でもどうしたら、期待しすぎず、私自身が子どもを傷つけずに愛や力を与えられる、意味ある存在であると感じられるのでしょうか?

A.(バリー・カーズィン)
まず、10代のお子さんがいるということそのものが、困難な状況です。まずそれが状況なのです(笑)自分が「母として完璧でいなければならない」と思うことは難しいので、自分をだますことになりますね。そして、そもそも、その年頃の子どもは言われたことの逆のことをやります。青年心理学では、もしAをやって欲しければ「Aをやらないで」と言った方がいいと言います。またある意味で息子さんはお母さんにとっての先生であると言えます。今ご自身で「期待」と言っていましたが、「自分の持っている期待は何か?」ということを観察してみるいい機会になるかと思います。それを自分で批判したり、自分は悪い人間だと言う必要はありませんが、ただ自分はどんな期待を持っているのかを発見することに使うことができます。「いつでも必要なら私がここにいる」とか「愛している」というのも伝えながら、お子さんに少しスペースを与えてあげる必要があります。周りの学校や仲間からのプレッシャーや同調圧力というのがあります。そういうのに今、一番敏感な時期だというのをお母さんも理解して、それを変えようとか介入しようとはしないということに気をつけた方がいいかもしれません。ただ、もし友人と何か悪いことをしようとしているならそこは干渉した方がいいかもしれません。 Good luck!今の状況が永遠に続くわけではなく、また何年か経てば次のフェーズに行くと思いますので、あまり眠れないくらい思い詰めないでください。そしてご自分が10代だったときのことも思い出してみてください。

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