
「テンパ」という言葉がありますが、英語では「マインドフルネス」と訳される言葉です。この言葉は、「思い出す」ということを意味している場合もあります。これは「気づき -Awareness」の別の言葉です。「今ここに居ることを思い出す」ということです。
みなさん、マインドフルでいてください。
「マインドフル」と言ったときには2つの意味があって、ひとつは、自分が「今ここにいる」ことを観察する・みるということです。もうひとつは、「自分が今ここにいること」を「ちゃんと観ておく」ということです。そこから逸れないように観ておくということです。
2番目のほうもマインドフルネスの一部に含まれますが、ただ気づくということとは、少し違います。なぜかというと、今に居られるように自分をしっかり注意して観ておいて、万が一「今」から逸れたらまた戻す、ということを含むからです。それを日本語では「内省」と言ったりもします。スパイみたいに、よく観ているということです。スパイというとニュースになるようなイメージですが、ここでいうスパイは個人として友人の、いいスパイです。私たちが今ここに居る、マインドフルにいることを観ているスパイです。
この「マインドフルネス」というものを自分の中に養うには、とにかく実践するしかないのです。そのためには、定期的な瞑想が役に立ちます。
それから、スローダウンすること・速度を落とすことが役に立ちます。ストレスばかりでスピードが速い生活を送っていると、マインドフルネスの実践は難しくなります。
私がこれまでに話したことで、何回か同じことを聞いたことがあるという人も、初めて聞くという方もいるかもしれませんが、重要なので繰り返しています。
「思い出す」ということも、マインドフルでいるために重要なのです。