
質問:
一点集中の瞑想では、思考や概念を手放すことが求められる一方、分析的瞑想では思考が必要とされるのでしょうか?両方をどうのように、どのような順序で取り組めばいいでしょうか?
バリー・カーズィンからの回答:
通常はこの2つの瞑想を、合わせては行いません。ですが例外としては、分析的瞑想をしているときに、「分析している」ことを感じ始めたら、それを感じているところに集中するときに、一点集中の瞑想に切り替えます。
実際この2つのタイプの瞑想というのは、心の異なる部分を訓練します。
一点集中の瞑想は、より私たちの心の安定性を育みます。それから、クリアに明晰にするということを訓練します。気持ちが、集中したいところからそれないように、規律正しくする…というふうに言ってもいいかもしれません。
そして、分析的瞑想をするときに集中力があれば、その分析したい対象に心を置いておくことへの、助けになります。なので、補完的にも使うことができます。分析的瞑想のほうは、「ポシティブな心の部分をより訓練し、より発達させると」いうことに繫がります。
‐ 2017年5月開催「ロジョントレーニング」より