6/23 医療従事者のバーンアウトと幸せ~燃え尽きる前に水をかけるには

2019.6.23 13:30-16:30 /  国際文化会館  / 5,000円

医療従事者向けプログラム
「医療従事者のバーンアウトと幸せ ~燃え尽きる前に水をかけるには」

Putting Water on Health Professional Burnout

医療従事者のバーンアウト(燃え尽き)は、いたるところで見られます。バーンアウトは、私たちの多くに影響を及ぼしているようです。

しかし、医療に従事するという職業は、元々尊い職業であるはずです。では、何が間違ってしまったのでしょうか?

私たち 医療従事者は、非常にハードに働き、ベストを尽くしていますが、時に簡単にバーンアウトに屈してしまうことがあります。どうしたら、もっと早期の段階でバーンアウトに至る感情に気づくことができるでしょうか?

そして、バーンアウトに対して、何ができるでしょうか?

自分自身をより良くケアし、そして「他の人を助ける」という、医療に従事し始めた最初の喜びとモチベーションを取り戻すため、この生き生きとしたディスカッションにどうぞご参加ください。

バリー・カーズィン

sdgs_1このプログラムは持続可能な開発のための2030アジェンダ「SDGs」3番目の目標「すべての人に健康と福祉を」の実現を目指しています

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プログラム詳細

【日時】2019年6月23日(日) 13:30 – 16:30 (open 13:15)

【場所】国際文化会館  講堂
(〒106-0032 東京都港区六本木5‐11‐16/ 電話: 03-3470-4611)
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分 (上り急勾配あり)
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分 (上り急勾配あり)
東京メトロ日比谷線 六本木駅 3番出口より徒歩10分
アクセス・地図

【講師】 Dr. バリー・カーズィン(Barry Kerzin MD/ヒューマンバリュー総合研究所 所長 )
※日本語通訳付(通訳:丸山智恵子/ヒューマンバリュー総合研究所 共同代表)

【登壇者】
パネリスト:澤邉 綾子(新百合ヶ丘総合病院 看護部長)
司会:鈴木弘子(大学病院 看護師)

【参加費】
一般:5,000円(税込)
ヒューマンバリュー会員:3,500円(税込

【申込】
一般:こちらの申し込みフォームからお申し込みください

ヒューマンバリュー会員:下記メールアドレスよりお申し込みください
office@humanvalues.jp(タイトル「6/23 医療プログラム」お名前、ご連絡先(アドレス)、お電話(当日の緊急連絡先)、可能でしたらご所属(勤務先、職種)をお知らせください)

キャンセル規定


プログラムの構成

・レクチャー
・メディテーション(マインドフルネス、コンパッション)
・質疑応答 (Q&A)・ディスカッション

知識としての理解だけでなく、身体と心で感じながら実践と体験を通して、体得することを目的とし、レクチャー、メディテーション、そして質疑応答(Q&A)より成り立っています。質疑応答では、実際の日常生活で起きる様々な問題に関する具体的なディスカッションが行われます。

<当日スケジュール(予定)> ※流れによって多少変更の可能性があります
13:30 – 14:30 Dr.バリー 基調講演
14:30 – 14:50 メディテーション(マインドフルネス、コンパッション)
14:50 – 15:00 休憩
15:00 – 15:20 質疑応答
15:20 – 16:00 パネルディスカッション
16:00 – 16:30 質疑応答

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医療現場からの声

看護界では今、働き方改革の流れから、ヘルシーワークプレイス医療者が組織全体で健康で安全に働き続けられる職場をつくることが求められています。

そのためには、問題解決に取り組む管理者自身のあり方が重要であり、いかに感情をコントロールし、ゼロベースで考えられるか、意思決定ができるかが大事になります。
どんな研修を受けても、心が落ち着いていなければ、受けた研修をうまく活用できず身に付きません。心の学びが大切です。

自分自身に目を向けることが問題解決の早道であると感じています
人を変えるのではなく、自分が変わること、自ら心のコントロールを行うことで、自分だけでなく患者にも職員にも温かく接することができるのです

けれども、そのような心の持ちようについてなかなか普段学べるところが少ないのが現実です。そのような中、今回のプログラムで、アメリカのワシントン大学、スタンフォード大学、ピッツバーグ大学医療センターなどの医療機関や大学などで医療者に「感情の衛生学」を教えているDr.バリーから直接学べることは、医療の現場に役立ちます。

以前に、職員向けの講演会を開催した時にも、

・互いを尊重し信頼し合い健康な自信を持つことがいかに大切か。自分の精神的な部分だけでなく、そこから更に相手に対してどのように接していくのか。感情のコントロールや心のサポート、自分の心の持ちようがいかに大切か。患者さんだけでなく普段も、自分たちの精神面のケアが必要であることを再認識した

・マインドフルネスはストレスに対して良い効果があり、健全な心を保つことは、より良い医療の提供をしていく為に大切であることを知り、マインドフルネスや瞑想を実践するきっかけとすることができた

などという声が多くありました。

ぜひ今回、ご一緒に学び、ディスカッションができる貴重な機会に、一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。

澤邉 綾子(新百合ヶ丘総合病院 看護部長)


2015年ごろより、Dr. Barryの講演会や研修に参加し、健全な自信やコンパッション(思いやり)についてのお話を聞いて来ました。

最初に講演会を聞いたときには、以前より考えていた患者との関わりだけでなく、医療の中での自分のあり方を深めるために何が一番必要で大切であるのか、との答えがもらえたようで、また自分が大切にしていることへの再確認ができたという感覚で感動したのを覚えています。
そして、それを体現されているバリー先生の透明で広く平等である姿勢やそのあり方、お人柄から、色々なことを学びたいと思いました。

本当に大切なことはとてもシンプル。プライベートから仕事まで、どのような時でも、自分自身はもちろん自他共に尊重し合える肯定感やバランス感、リラックスしてくつろいでいられる感覚これがとても大切だと感じています。自分自身を整え、気がついていくことでそれは個人の幸せを揺るぎないものへと変化させ、組織や社会へも伝わっていくものと思います。

今回の医療従事者のためのプログラムでは、バーンアウトと幸せいうテーマになっています。バリー先生のお話はもちろん、ディスカッションやQ&Aなどでは、個人的な思いから、現場で起きていること感じていることなど、なんでもバリー先生とディスカッションや質問のできる貴重な機会です。
ぜひこの機会に大切な知恵と意識の癒しをたくさん受け取ってください。

鈴木 弘子(大学病院勤務看護師)


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講師:バリー・カーズィン Barry Kerzin M.D.

アメリカ・カリフォルニア出身 / インド・ダラムサラ在住
大学教授・チベット仏教僧侶・医師
(ダライ・ラマ法王第14世の医師)

・ワシントン大学(シアトル)元医学部准教授、現在客員教授
・香港大学名誉教授
・アメリカ・医療における利他心研究所 創立者・代表
・マックス・プランク研究所「瞑想と慈悲の訓練の長期的研究」顧問
・一般社団法人ヒューマンバリュー総合研究所 所長及び代表理事

僧侶と医師・科学者両方の視点から、近年はアメリカ、イギリス、ドイツ、インド、香港、日本などの企業、大学、病院などにおいて「真のウェルビーイングとは何か」「心の科学、マインドフルネス、コンパッション」などの教育に携わる。35年以上にわたる長期瞑想実践者として、世界的科学者と共に脳科学、瞑想およびマインドフルネスを研究しており、スタンフォード大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、京都大学医学部、鹿児島大学、横浜市立大学医学部、聖マリアンナ医科大学などでも特別講義などを行う。さらにGoogle Japanや三菱地所株式会社、一般財団法人 浩志会などにおいて、ビジネスマンや経営者に向けたマインドフルネスやレジリエンスなどに関する研修も定期的に行っている。

『チベット仏教からの幸せの処方箋』また『物質と心:脳と内なる心の関係を探す、二人のノーベル賞受賞者による対話』ダライ・ラマ法王14世テンジン・ギャツォ、利根川進、バリー・カーズィン他著など。
詳細はこちら


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パネリスト:澤邉 綾子(新百合ヶ丘総合病院 看護部長)

看護師として、医療現場に長く携わり看護師長として管理を経験しました。そんな中で、マネジメント力を習得すべく働きながら大学院で学び卒後研修、看護部長、看護学校教育にも関わる機会を得ました。同時にコミュニケーションの力の無さを感じNLPを学んだというところです。

職歴:足利赤十字病院、社会保険中央総合病院、東京都看護協会 教育部研修係(認定看護師教育課程等担当)、社会保険城東病院(改組)JCHO東京城東病院 医療安全管理者兼副総看護師長、JCHO横浜中央病院 看護部長、JCHO横浜中央病院附属看護専門学校 副学校長 /  学歴:東京医療保健大学大学院医療保健学研究科看護マネジメントコース/ 資格:認定看護管理者、NLPマスタープラクショナー


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司会:鈴木 弘子

関東の大学病院に看護師として23年勤務。病棟や外来、中央部門での勤務を経て、現在は相談業務や心身のケア・ストレスマネジメントやリラクセーションの活動なども行なっている。
患者や家族へのケアの提供のみならず、医療者間での多職種との連携やコミュニケーション、自分自身のあり方を大切にしており、日々学びながら実践を続けている。


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