瞑想中は瞼を開けておく?

質問:
「シャマタの瞑想(一点集中の瞑想)」など 瞑想をするとき、「目を開けて行います」とのことでしたが、瞼を開けているのが難しいです。

バリー・カーズィンの回答:
私たちの瞑想では、できるだけ瞼を開いたままで、目の焦点をぼかして瞑想をするのが良いとお伝えしていますが、その理由としてダライ・ラマ法王は、定期的にその方法で瞑想をしていると私たちの意識がクリアになるから、と言っています。

私の経験でもそれは当てはまり、目を開けたまま行うとより意識が明晰になる感じがしますが、目を閉じていると意識がぼんやりとする感覚があります。

なので出来ればそうして頂いて、どうしても無理なら閉じても大丈夫です。一番肝心なのは自分の心の中がどうなっているかなので、気が逸れたら戻す、ということができるのが大切です。

私たちは通常、自分の外側で何か起きるとそこに連れ去られて戻ってくることがありません。例えば、犬や猫が自分の尻尾を追いかけるようになってしまっているのです。

なので今やっているように心を訓練して、自分で手綱を握れるようにする、というのが目的です。自分が心をコントロールできるようになれば、それを使って慈悲の実践をできるようになります。

‐ 2018年11月開催「瞑想プログラム&ヨガ」より