動機

‐ 医療従事者を目指す未来のドクター/ナースのみなさんへ

いま世界中で、医療のシステムそのものもそうですし、それからドクター/ナース/その他医療従事者の方々全体にとってもそうですが、非常に混乱している、大変な時期に入っています。

「自分は正しい選択をしただろうか?」と思っている人も居るかもしれません。

私たち医療従事者の多くがこの職業を選んだ理由というのは「人を助けたいから」という理由が多いわけです。

もしそういう動機であるならば、今のようなこのコロナウィルスのパンデミック(世界的流行)に直面している、このような危機的な状況以上に、人助けができる良い時があるでしょうか?

このような時だからこそ、「この人を助けたい」というモチベーションが、そのまま役に立つのです。

そして、「良いドクターとは何か?」「良いナースとは何か?」ということをしっかり勉強して、そこに自分が向かっていくことができるわけです。

さらに、このような混乱の時期においては、「危機的な状況において、良いドクター/良いナースは、どのように対応するんだろうか?」ということを、よく学んで頂きたいと思います。

医療従事者というのは、とても神聖な職業です。

ですので、その姿勢をぜひ保って、心構えを持って従事してください。

‐ バリー・カーズィン(医師・チベット仏教僧侶)
※2020年6月開催 医療従事者向けプログラムより