
皆さんが誰かとお会いした時に「こんにちは。お元気ですか?」と挨拶をすると思います。
英語では「いかがですか?」と言うような「How are you?」が使われます。
通常は「元気です。」と返事をして終わると思います。
ですが本当は、実際にはそんなには元気ではなかったりします。
混乱していたり、裏切られたとか、自分はダメだ、壊れていると感じたりしています。
あるいはいつも何か足りないと思っていたりします。
あるいは脆い、弱い、不安だと感じていたりします。
「私はこんなに大変な状態なのにあなたは全然気づいてくれないわね」、と思っていたりもします。
それから、自分の中がすごく嫌な感じがしている時があります。
本当は何か拒絶されたような、あるいは孤独感や挫折感を感じていても、表向きは「元気です」という風に見せていることがあります。
ですので、誰かと会った時に相手の人は「元気です」と言葉では言うかもしれませんが、私たちはそこで直感を使う必要があります。
職場であれば、「この同僚は本当に元気なんだろうか?」と、自分の中で問いかける必要があります。
なぜかというと、私たちはお互いに気を配って大切にし合う必要があるからです。
これはとても大切なことです。
もし同僚の方で何か困っていそうな方がいたら、話に行くことが大切です。
そして、「ちゃんと聴くこと」がさらに大切です。
‐ バリー・カーズィン(2018年9月開催・医療従事者向けプログラムより)